全国各地の先生や学校、行政の持つ教育実践を共有するWEB辞典の『EDUPEDIA』をご存知でしょうか。先日Yahoo!ニュースにでたときにはアクセスが集中し、何時間もの間、見ることができませんでした。“頑張る先生を応援する”をコンセプトに、とにかく、内容が幅広く、数の多さ、完成度の高さにも驚きます。

先日、お茶の水の事務所に伺わせていただきました。
たくさんの学生さんが熱気あふれる話し合いをしたり、仕事をしている様子をみることができました。社会人のかたもいらっしゃり、みなさんそれぞれの道で第一線でご活躍されていらっしゃるかたが、土曜などに集まり、運営されています。

学校現場では、ベテランの先生が多く退職し、若手の先生が増えています。
個人の持つ教材やノウハウというのは、各学校で蓄積されるものではなく、異動とともになくなることが多く、“共有する”という意識は少ないように感じます。
また、各校や個人によっても、必要なデータを次にきちんと残すというのは差があり、統一されていないと思います。
そのような現状で、教育における“クックパッド”のように、調べたいこと、知りたいことが『EDUPEDIA』に集約され、ここにくればわかるというWEB辞典があるというのは、現場の先生方にとって心強い存在だと思います。

本来、現場で、各校レベル、自治体レベル、都道府県レベルでこのようなシステムの構築がなされていけばいいと思うのですが、現実的には難しいと思うので、そういう意味においても、この『EDUPEDIA』の存在は大きいと思います。

“頑張る先生を応援する”ということは、結果として子どもたちの教育に大きな影響を与えます。手間を減らすことができる教材データベースの活用、より高いレベルの教育実践例、諸問題の解決等、現場で多忙な先生方にとって、有益な情報を共有でき、それが子どもたちに大きく返っていくと思います。これを、ボランティアで日々よりよいものにしていこうと取り組んでいるスタッフのみなさんの熱意を直に感じ、弊社でも、未来の子どもたちのためにつながることを考えていきたいとあらためて感じました。